社会不適合ダメ人間が楽に生存する方法を模索する

記録帳・メモ帳

ただの記録

父と母の本音らしきもの

今日あったことの記録。

 

おばあちゃんが心配しているから顔を見せに行ってやってくれ

と父に言われたので、今日は2人で祖母の家に行ってきた。

 

祖母の家には大きな仏壇がある部屋があって、いつも仏壇にお参りをしてから帰る。

今日も同じ流れで仏壇の部屋に行ってお参りしたのだけど、いざ帰ろうとしたとき、父が意を決したのようにこちらを見つめてきて、急に座りこんだ。

 

「○○(名前)、これがお父さんからの最後のお願いでいいから頼む。…辞めないでくれ」

 

立て膝に両手をついて、そう言われた。 

 

「頼む。本当に」って。

 

すがるように見上げて。

今にも泣きそうな表情だった。

 

多分、一生忘れられない。

思い出すだけで胸がキュウッと締め付けられる。

 

そんなことされても困ると言っても

 

頼む、頼むって…。

 

祖母がなんやなんやと出てきたので、やっとやめてくれた。

 

 

そんな行動をされるなんて思いもよらなかったし、そんな行動をさせるほど追い詰めてしまっている事実に耐えられなくなった。

 

今まで散々世話になって、大学も通わせてもらって、これからお返しするってときに…悲しませて、心配させて、親に土下座みたいな格好までさせて、親不孝すぎる…。

その瞬間、もう無理だ、辞めるの止めよう……と思った。そうしたら幾分楽になった。

同時に、この先は自殺するまで死にたいくらい苦しいままの人生になるんだろうなぁ、と絶望を感じた。

 

 

帰りの車内も話し合いは続くのだけど、罪悪感に押しつぶされてしまいそうで辛すぎて、もういっそ悪者になってしまおうという気持ちになってしまい、だんだん強い口調へと変わってしまった。

 

もう既に死にたいくらい辛い毎日であること

自殺する勇気がないから死なないだけであること

そんな風に頼まれたら辞められなくなってしまう

ずっと死にたいと思いながら生きていくしかなくなってしまう

人に決められたくない

自分で決めたい

 

そんなことをまくし立てるように話してしまった。

 

 

すると、こう言われた。

 

「○○(名前)は、お父さんたちから縁を切って遠くに行って好きにやりたいのか?」

「そうなるような気がして、もう気が気でないんだ…。眠れない。」

「やっぱりいなくなると心細い。」

 

暗いから表情は分からないけど、声は微かに震えていたし、鼻水をすすっていたから泣きそうになっていたのだと思う。

 

これまでに色々と言われたけど本音はもっと単純で、息子と会えない生活になることが凄く寂しいみたいだった。

 

 

そんなつもりはないし、一緒にいるのが幸せだから近くにいるよ

今のだと同じことになるから方向転換したいだけ

その間に1年ほど好きにさせてほしいだけ

 

というと、少し安堵してくれたようだった。

 

でも、やっぱり近くで転職先を見つけてからじゃないと…という話になり、平行線のままフェードアウト。

 

帰宅したら、すぐに自室へ向かった。

 

 

扉が半開きだったので、両親がリビングでコソコソ何かを話しているのが聞こえた。

父が革靴を拭く、いつもの音も聞こえた。

日曜の終わりになると、父はいつも自分の革靴も一緒に拭いてくれていたのを思い出す。

 

また罪悪感。 

 

 

その後は、普通に夕食をとり、雑談もした。明日から仕事の父は寝た。

 

 

母とはその後に話をすることになった。

 

唐突に「自殺しようと思っているの?」と切り出された。

 

そんなつもりはなかったし、車内での会話で「自殺する勇気はないけど、死にたいと思っている」と話したことだと察しがついたので訂正しておいた。

 

ただ母は会話の中で自殺や死といった言葉が出てくるだけで泣きそうになっていた。

そんなこと、考えているだけで辛くなる…と。

死なないのは約束して…と涙ながらに頼まれた。

 

そこから色々と話をした。 

仕事を辞めることは決めているけど、両親への罪悪感がかなり強い。

辞めたら罪悪感に苦しむし、辞めなかったら仕事で苦しむ。悩んでいる。

そういった正直な気持ちを伝えた。

 

母は、今まで父と2人でよく話していたのを聞いていたけど、自分は(パートでしか)働いたことがないし、内容が難しくてよく分からないから入らない方がいいと思っていたらしい。

もっと話しておけばよかったと言っていた。

 

 

母の気持ちを聞くと、やはり続けて欲しいという気持ちが一番らしい。

でも、親に罪悪感を抱いてしまうから辞められない、というのはいけない。負担に思って、今後も辛い思いして続けることが一番ダメなので罪悪感は抱かなくて良いといってくれた。

 

辞める場合、母としての一番の望みは、家にいて欲しい。フリーターにしても無職にしても目が届くところにいてほしい、とのことだった。

でも、体が華奢だし病気しがちなところがあるから、どうしても心配…ということだった。多分、自殺の心配もされているのだろう。

 

流石にもう良い大人なんだから、子供扱いしすぎは困ると言ったら、一応は自覚しているみたいで、離れたところに行くにしても毎週か、最低月1回は帰ってきてほしいといわれた。

 

途中、安心させようと、別に縁を切るつもりはないよ。といったら、それだけで母は泣いてしまった。

そんな言葉使わないで…と。

 

母は、最終的には辞めるという選択に納得してくれたように思う。

続けることが辛いなら辞めるべきと。

父への罪悪感で辞められないのなら説得してくれるともいってくれた。

 

 

両親は、悪くいえば子離れできていないのだと思う。

多分、仕事を辞めるだけで普通ここまで言われない。

母は昔からそうだったけど、父にもそんなところがある気がしてきた。

でも、自分も両親のことが大好きなのでそういう気持ちはありがたいと思う。

それだけに、父のあの姿を思い出すと、今も気持ちが揺らぐ。ごめんなさいって泣きたくなる。

 

 

ただ、現実問題として職場の人事担当者(直属の上司)と課長との面談が目前に控えている。

おそらく2月に復帰してみてはどうかという話をするのだと思う。部署異動の話になるかもしれない。

 

何れにせよ、辞める、辞めないで話の方向性が全く変わる。

だから、ある程度の意向はハッキリさせておかなければいけない。

 

もう時間がない。