面談の内容(メモ)
昨日、喫茶店で課長と係長と面談した。
約2ヶ月半ぶり。
どんな顔をして良いか分からなかった。
結果、緊張と不安で吐きそうだったけど、薬を飲んで何とか乗り切れた。
係長からは、少し痩せた感じだけど、顔色は良いねと言われた。
面談の主な内容は、以下のとおり。
- 2月に復帰は可能か
- 現在2ヶ月半仕事を休んでいるが、今のところ正式な「休職」扱いではなく「病気休暇」として休んでいる状態
- 病気休暇は連続90日が上限のため、それを過ぎると「休職」となる。休職になると人事記録に載り、今後も異動の度に付きまとうデメリットが発生する
- これからのことを考えると復職のタイミングは2月が一番いい。復職して、しばらくは書類整理や報告ものだけ行いながらゆっくり治せばいい。残業ももちろんなし。年次休暇もたくさん使えばいい
- 4月の異動もできる限り希望に沿う。今提案できるのは3つあるので選んでほしい。1つ目は今と同じ職場。2つ目は今住んでいる実家から自転車で行ける職場(ほぼ残業なし)。3つ目は一人暮らしが必要なド田舎の職場(毎日定時)
以上について、金曜日の朝までに回答が欲しいといわれている。
つまり、明後日まで。どうしたものか。
退職を検討していることは、以前に電話で係長に相談していたが、「まずは一度復職してみてから」といった感じだ。
父には、2月に退職願は出さないでほしい、もう少し時間が欲しいといわれている。
また重い罪悪感から自分も少し悩んでいる部分がある。
選択肢としては「休職」扱いとなっても良いので延長を願い出るか、一旦復帰して、自分自身が考え直す時間を作り、あるいは父が受け入れる時間を待つか。
そもそも復帰できるのか、どうせ辞めるならわざわざ苦しい思いをする必要があるのか、また辞めづらくなるのではないか…等々の考えも頭を渦巻く。
どうやって答えよう…。
辞めると決めたらスッパリ3月末で辞めて、さっさと次のステージに行くのが良いのだろうけど、なかなかそうもいかない現実。
父と母の本音らしきもの
今日あったことの記録。
おばあちゃんが心配しているから顔を見せに行ってやってくれ
と父に言われたので、今日は2人で祖母の家に行ってきた。
祖母の家には大きな仏壇がある部屋があって、いつも仏壇にお参りをしてから帰る。
今日も同じ流れで仏壇の部屋に行ってお参りしたのだけど、いざ帰ろうとしたとき、父が意を決したのようにこちらを見つめてきて、急に座りこんだ。
「○○(名前)、これがお父さんからの最後のお願いでいいから頼む。…辞めないでくれ」
立て膝に両手をついて、そう言われた。
「頼む。本当に」って。
すがるように見上げて。
今にも泣きそうな表情だった。
多分、一生忘れられない。
思い出すだけで胸がキュウッと締め付けられる。
そんなことされても困ると言っても
頼む、頼むって…。
祖母がなんやなんやと出てきたので、やっとやめてくれた。
そんな行動をされるなんて思いもよらなかったし、そんな行動をさせるほど追い詰めてしまっている事実に耐えられなくなった。
今まで散々世話になって、大学も通わせてもらって、これからお返しするってときに…悲しませて、心配させて、親に土下座みたいな格好までさせて、親不孝すぎる…。
その瞬間、もう無理だ、辞めるの止めよう……と思った。そうしたら幾分楽になった。
同時に、この先は自殺するまで死にたいくらい苦しいままの人生になるんだろうなぁ、と絶望を感じた。
帰りの車内も話し合いは続くのだけど、罪悪感に押しつぶされてしまいそうで辛すぎて、もういっそ悪者になってしまおうという気持ちになってしまい、だんだん強い口調へと変わってしまった。
もう既に死にたいくらい辛い毎日であること
自殺する勇気がないから死なないだけであること
そんな風に頼まれたら辞められなくなってしまう
ずっと死にたいと思いながら生きていくしかなくなってしまう
人に決められたくない
自分で決めたい
そんなことをまくし立てるように話してしまった。
すると、こう言われた。
「○○(名前)は、お父さんたちから縁を切って遠くに行って好きにやりたいのか?」
「そうなるような気がして、もう気が気でないんだ…。眠れない。」
「やっぱりいなくなると心細い。」
暗いから表情は分からないけど、声は微かに震えていたし、鼻水をすすっていたから泣きそうになっていたのだと思う。
これまでに色々と言われたけど本音はもっと単純で、息子と会えない生活になることが凄く寂しいみたいだった。
そんなつもりはないし、一緒にいるのが幸せだから近くにいるよ
今のだと同じことになるから方向転換したいだけ
その間に1年ほど好きにさせてほしいだけ
というと、少し安堵してくれたようだった。
でも、やっぱり近くで転職先を見つけてからじゃないと…という話になり、平行線のままフェードアウト。
帰宅したら、すぐに自室へ向かった。
扉が半開きだったので、両親がリビングでコソコソ何かを話しているのが聞こえた。
父が革靴を拭く、いつもの音も聞こえた。
日曜の終わりになると、父はいつも自分の革靴も一緒に拭いてくれていたのを思い出す。
また罪悪感。
その後は、普通に夕食をとり、雑談もした。明日から仕事の父は寝た。
母とはその後に話をすることになった。
唐突に「自殺しようと思っているの?」と切り出された。
そんなつもりはなかったし、車内での会話で「自殺する勇気はないけど、死にたいと思っている」と話したことだと察しがついたので訂正しておいた。
ただ母は会話の中で自殺や死といった言葉が出てくるだけで泣きそうになっていた。
そんなこと、考えているだけで辛くなる…と。
死なないのは約束して…と涙ながらに頼まれた。
そこから色々と話をした。
仕事を辞めることは決めているけど、両親への罪悪感がかなり強い。
辞めたら罪悪感に苦しむし、辞めなかったら仕事で苦しむ。悩んでいる。
そういった正直な気持ちを伝えた。
母は、今まで父と2人でよく話していたのを聞いていたけど、自分は(パートでしか)働いたことがないし、内容が難しくてよく分からないから入らない方がいいと思っていたらしい。
もっと話しておけばよかったと言っていた。
母の気持ちを聞くと、やはり続けて欲しいという気持ちが一番らしい。
でも、親に罪悪感を抱いてしまうから辞められない、というのはいけない。負担に思って、今後も辛い思いして続けることが一番ダメなので罪悪感は抱かなくて良いといってくれた。
辞める場合、母としての一番の望みは、家にいて欲しい。フリーターにしても無職にしても目が届くところにいてほしい、とのことだった。
でも、体が華奢だし病気しがちなところがあるから、どうしても心配…ということだった。多分、自殺の心配もされているのだろう。
流石にもう良い大人なんだから、子供扱いしすぎは困ると言ったら、一応は自覚しているみたいで、離れたところに行くにしても毎週か、最低月1回は帰ってきてほしいといわれた。
途中、安心させようと、別に縁を切るつもりはないよ。といったら、それだけで母は泣いてしまった。
そんな言葉使わないで…と。
母は、最終的には辞めるという選択に納得してくれたように思う。
続けることが辛いなら辞めるべきと。
父への罪悪感で辞められないのなら説得してくれるともいってくれた。
両親は、悪くいえば子離れできていないのだと思う。
多分、仕事を辞めるだけで普通ここまで言われない。
母は昔からそうだったけど、父にもそんなところがある気がしてきた。
でも、自分も両親のことが大好きなのでそういう気持ちはありがたいと思う。
それだけに、父のあの姿を思い出すと、今も気持ちが揺らぐ。ごめんなさいって泣きたくなる。
ただ、現実問題として職場の人事担当者(直属の上司)と課長との面談が目前に控えている。
おそらく2月に復帰してみてはどうかという話をするのだと思う。部署異動の話になるかもしれない。
何れにせよ、辞める、辞めないで話の方向性が全く変わる。
だから、ある程度の意向はハッキリさせておかなければいけない。
もう時間がない。
第2回家族会議の内容(メモ)
昨日は、父が休暇を取って家にいたので、また話し合いとなった。
(話し合うために休暇を取ったのかもしれないけど)
前回に加えて、主に以下の話をされた。
父の主張
- 辞めたら発生するリスクについて(マーカー付きの書類を手渡しされ、それを元に説明)
- 新卒採用とは違って、民間企業での中途採用は秀でた能力がないとされない。入社後も求められるレベルが高くなる。指示待ちタイプではやっていけない
- (もう一般的な会社で働くことは求めていない。清掃業や警備員なども考えていることを話したら…)そういう職業は若い人を雇ってくれない。パートの主婦か定年後のサラリーマンで席が埋まっている。雇ってくれてもアルバイト
- バイト生活で病気になったらどうするのか。今と違って病気休暇はないし、給料も出ない。働けないならクビ、そんな世界。貯金を切り崩して生きていくにしても、バイトの貯金額なんて知れているし、いつまでも続けられる生き方ではない
- 今は辞めるべきと思うかもしれないけど、歳をとっていくと考え方も変わるし、続けていて良かったと思える日がいつかくる。自分も若い頃は常に悩んでいたし、職場で泣いたこともある。辞めるには簡単。だけど、戻ることはできない
母の主張
- 持病(母は難病持ち)でいつ動けなくなるかわからない。申し訳ないけれど、今後、困った時に助けてあげる余裕がないかもしれない(最悪、助けてほしいというかもしれないくらい)。そんな時、しっかり独り立ちできる仕事に就いていることが何よりの安心。そうじゃないと不安でいられない
- でも、親の気持ちが重荷になって死にたいほど辛いのに辞められないというのは良くない。そこまでは求めていない
- 探偵を目指すのは止めてほしい。昔から話には出ていたけど冗談かと思っていた
両親の結論
- 一番の望みは、今の仕事を続けること。ずっと助けてあげたいけど、自分たちはいつまで生きていられるか分からない。だから、しっかり食べていける基盤がある職業に就いていてほしい
- でも、自殺を考えるほど辛くて苦しいなら辞めて良いし、辞めるべき。そうまでして続ける仕事はない。親としては、息子がいつも幸せにいきていけることを願っているだけ
- もし結論が出たら、職場に伝える前に聞かせてほしい
両親から最後の意見を聞いたので、あとは自分が選ぶだけとなった。
相変わらず迷っている。
辞めるという結論は揺るがないつもりだったのに。
うーん…。
でも、実際に死にたいほど辛い毎日だったのだからやはり辞めるべきなのだろうな。
復帰したら急に順応できるようになるなんて有り得ないだろうし。
むしろ以前より居心地悪くなって余計に辛くなりそうだ。
ただ、両親がいうように辞めたら状況が悪化する可能性も低くはない…。
…いや、そんなことは最初から分かっていたことで、その上で出した結論だったはず。
おそらく、両親への罪悪感に耐えられる自信がないだけなのだと思う。
単純にそれだけ…。
頼むからそんなに心配しないでくれ…と両親に言ったけど
悪いけどそれは無理、親になったら分かるよ、といわれた。
親への感情を抜きにしたら、間違いなく辞める。
辞めない限り死ぬほど辛いと思いながら毎日を過ごすことになる。
4年間毎日ずっとそうだったのだから、今後慣れるということもないだろう。
親は健常者的目線で話をしているけど、自分はいわゆる「ギリ健」だから前提が違う。
「世の中にはもっと辛い立場の人もいるから恵まれている」
「なんでもないことが実は幸せ」
そんなことも言われた。確かにその通りだと思う。
でも、極端な話、アウシュヴィッツよりマシと思いながら一生耐えて生きていくのは何か違う気もする。
辞めて、一度リセットしてしまった方が良いと思う。
少しでも楽なところを探して、それでも死ぬほど辛い毎日なのだったら人間が向いていなかったと諦めがつく。
ただ…両親に心配をかけるのが心苦しい。
特に母親は難病持ちで、いつも不安定な気持ちだと思うから、出来るだけ心配はかけたくないんだよなぁ。
ゆっくり進行していって運動機能が失われていくという病気で、 今は何ともないし、老人になっても変わらないかもしれない。だけど、介護が必要になる可能性だってある。
父もいつまでも健康とは限らないし…そうなると、色々と考えるところもある。
働いているときは死にたいほど辛い毎日だったけど、本気で自殺を選ぶほどの勇気はなかったし、多分死ぬことはないような気がする。
薬を飲みながらだったら耐えられるかもしれないな、と思い始めている。
その方が両親が安心するなら、自分にとっても幸せなのかもしれない…。
うう……葛藤。
整理しているつもりが整理できなくなっている。
いくら考えても意味がない気がする…。
機械が選択してくれたらどれほど楽か。
でも、自分で決断しないといけない…。
朝まで家族会議の内容(メモ)
うつ病で休職して2ヶ月以上が経つ。
診断書の休職期間の終わりが迫っており、職場から復職の時期について打診されるようになった。
仕事を辞めようと考えていることを未だに両親に打ち明けていなかったので、いよいよ追い詰められていた。
昨日、寝ようとしていた父親から、職場から連絡はあるのかといった話を振られたので、これはチャンスだと思って勇気を振り絞って打ち明けた。
結果的に23時から日が昇るまで、7時間以上の家族会議になってしまった。
といっても、母は一度意見を言っただけだし、途中で寝たので、ほぼ父との話し合い。
父には、次の日仕事だから寝てくれと何回も頼んだけど、心配でもう眠れないと言われた。
朝、寝てない父を暗くて寒い外へ送り出し、自分だけが布団に潜り込む瞬間、心底クズだなぁと思った。
お前は甘い、って何回も言われたけど、その通りだ…。
せっかく時間をかけて話し合ったので、大まかな内容をメモしておきたい。
自分の主張まとめ
- 今の仕事が向いていなくて辛いから辞めたい。このまま続けても我慢するだけの人生。年功序列なので何歳でどんな仕事をやっているというのが大体分かる。この先はどんどん苦しくて窮屈になっていくだけ。また同じことになる。早いうちに方向転換したい
- すぐに正社員に転職はせず、色々な仕事をアルバイトで試しつつ自分に合った生き方(働き方)を見つけたい。給料は生きていけるだけあればいい
- 自分に合った仕事=興味があること若しくは精神的に安定して続けられる仕事
- ↑の例として考えているのは、探偵、Web関係、工場、ビルメン、ルート配送など
- 1年程度、向いている仕事を見定めるフリーター期間が欲しい(1〜2年無職でいられる貯金はある)
- 仕事を辞めることは当然リスクだけど、このまま続けていき、方向転換できなくなることの方が自分にとってリスクと感じる(今の仕事が向いていないのは確かだから)
- 人生は一度きりなので自分が納得した生き方をしたい
- 他人の幸福と自分の幸福は必ずしも一致しないはず
- 人生に意味はないから、もっと適当に生きたい。無理に周りと合わせる必要もない
- これらは入社の時から考えていること。4年間ずっと変わらない結論。今から説得して考えが変わると思わないでほしい
母の主張まとめ
- (人生に意味がないという考え方について驚き)
- 今辞めたら「逃げた」という思いが残ってしまうのではないか
- 辛かったら仕事を変えるという考えでは、辞め癖がついてしまうのではないか
- 死んでしまうくらい辛いなら辞めても仕方がないとは思う
- 友人の息子は、消防士になったけど、パイロットになる夢が諦めきれず、今留学している。そういうのはないのか?
父の主張まとめ
- 望んでいる「精神的に楽な仕事」なんてこの世にはない。みんな辛い辛いと思いながら、それでも歯を食いしばって耐えて仕事している。そうしないと生きていけない世の中
- 具体的な目標がないのが問題。転職先(正社員)も確保せず辞めるのは親としてかなり心配になる
- (例に挙げた職業について)実態はこうだ等のダメだし
- 自分は転職を今までに2回した。今の仕事は新聞の募集を見て応募した。でも、正直、最初のところが一番良かった。戻れたら今頃何をしているかな、と夢を見ることが何回もある。だけど戻れないし、後悔しても仕方がないので、今やらせてもらえている仕事の中で出来ることを見つけてやりがいにしてきた
- 夜中だろうが休日だろうが電話一本ですぐに呼び出しだった。徹夜なんて当たり前だし、何日か続いたこともある。給料も安い。それでも、少しでも家族にちゃんとした暮らしをさせたいと思って踏ん張ってきた。仕事はそういうもの。それを考えると、安定した月給があって身分保障もあって土日祝は休みの今の仕事を手放すのは本当に勿体無い。土日を楽しみに生きていけばいいのではないか
- 基本的に考え方がすごく甘い。おぼっちゃんで苦労をしていないからそんなことがいえる
- アルバイト生活も大変。賃金が低いから長時間働かないと暮らしていけない。正社員にこき使われる、立場の弱い存在。一番不安なのは、慣れないバイトで疲労し、その日暮らしで精一杯になってしまうこと。結局辛い思いしているのに、もう元の場所には戻れない。惨めな生活
- 今後の日本、雇用情勢について云々(生きることが今よりもっと大変になっていくことは間違いない…という内容)
- とはいえ、お前の人生だから阻止する権利はない。でも、辛い思いはしてほしくない。心配
- とりあえず、今すぐにでも仕事を辞めると職場に伝えるのは止めてほしい。考え尽くしたかもしれないけど、頼むからもう一度考える時間を作ってほしい
自分の反論まとめ
- 具体的な目標は、そもそもないといけないものなのか
- 「精神的に安定できる仕事に就く」という目標ならあるし、例に挙げたように、ある程度職業の目星もつけている
- 挙げた職業全てについてダメだしをしているように聞こえる。結局、どんな仕事を選んでも却下されるのではないか。辞めて欲しくないだけではないか。それでは(父の)納得する転職先なんて一生見つからない。実態がどうか、自分に合っているかどうかなんて、やってみないと分からない部分がほとんど
- 焦って正社員に再就職をすると、また辛い&辞められないのループ地獄になる
- 仕事が辛すぎるので、土日も楽しめない
- バイト生活が大変なのは確かに言う通り。貯金がある間のみ期間を限定しておく
- 父の主張は常識的だし、きっと正しい。でも今のままだとずっと辛いまま。心持ちを変えたところで解決する問題ではない。もっと辛い拷問が待ち受けているから今の拷問に耐え続けるという考え方になってしまう。それならもう生きたくない
- 生き方に正解はないし、色々な生き方があっていいはずだ
父の反論まとめ
- 具体的な目標は確かにないとダメというものではないかも。でも、「精神的に安定できる仕事」なんてない。どんな仕事も辛い部分があって、他の仕事が良いふうに思えてくるものだ
- 楽な方へ、楽な方へ流れていくような気がする。楽な仕事なんてそうそうないし、大抵は条件が悪い方へ流れていく
- 若い時は冒険心もあってそう思う。自分も昔そうだった。気持ちはよく分かる。本当に辛いのは中年以降
このやりとりが繰り返されるも平行線…、朝になった。
でも声を荒らげるような言い合いではなく、ちゃんとした話し合いだった。
こんなに自分の気持ちを打ち明けて話したのは始めてだったし、長い時間話し合ったのも始めてだったので、とても疲れた。
馬鹿げたことをいっている息子に対しても、父は「ちゃんと考えていることはよく分かる」といったように受け入れてくれるところもあった。
父親の生き方は立派だし、意見もマトモ。間違ったことを言っているとは思わない。
でも、自分の考えは変わりそうにない。
ひとまず、現時点で今すぐに仕事を辞めると職場に伝えるのは止めにすることにした。
両親にも受け入れる時間がいるだろうし、自分ももう少し考えてみたいと思った。
でも、気持ちの入れ替えで改善できる問題ではなく、物理的に(?)耐えられそうにないので、仕事を辞めることは避けられないと思う…。
結局、引き延ばしにしかならないことを伝えると、父は寂しそうな顔をしていた。
今はただ両親に不安と悩みの種を植え付けてしまったことへの罪悪感でいっぱいだ。
特に父の表情から困惑、悲しみが見て取れた…。
こうなるのが嫌でずっと言えなかった…。
自分は、両親が好きで、一番大事。
両親が幸せな気持ちになっているとき、一番幸福を感じる傾向がある。
でも、仕事を辞めると両親がとても悲しい気分になる。不安にさせる。
でも、仕事を続けると自分が壊れそうになる。
…どうすればいいのか。